この数字を聞いて
ピクって来た方は
素晴らしい。たぶん医療の知識をもっている方でしょう。
これは
人間の体内の水分量を指します。
脱水症は
医学的には
水分中心の脱水と
塩分(ナトリウム)を同時に失う脱水に区分されます。
2つの脱水症状を表で比較すると
以下の表になります。
脱水症はその発生、進行から大きく分けると
急性脱水症(進行から数日以内)
慢性脱水症(症状発見まで数日以上経過する)に区別されます。
急性脱水:食中毒の下痢や嘔吐、激しい運動時にみられます。
慢性脱水症:水分を口で飲むことが不十分な嚥下困難を伴う高齢者や熱帯夜(夕方から翌朝まで)の最低気温が摂氏25度以上*2の季節などにみられます。
その症状は、無気力、倦怠感、食欲低下、口渇、唾液量の低下、便秘、体重減少、意識障害、血圧低下などいろいろな症状があります。
脱水の型で
治療方法が変わってくるので
血液を検査しないと正確に診断できない面もあります。
その為
病的な脱水には予防と予測が大切です。
急性の意識障害、血圧低下をともなう時には、
救急医療が必要です。
特に、高齢者は脱水になりやすいので
水分を口にするのを習慣化する必要がありますが、
比較的、和食は水分が多いので、食後に果物を加えれば
より脱水が防げます。
最低でも1日1000mlを摂るように
意識していく必要があります。
もうすぐ夏になりますので
脱水防止の為、意識して水分補給をしていきましょう。
運動後は、汗をかくので
塩分も一緒にとるようにしましょう。
さてさて
暑くなっていきますね~。
参考文献
高齢者を知る辞典 気づいてわかるケアの根拠 介護・医療・予防研究会編医療知識ハンドブック 高齢者の病気と薬
*1:医療知識ハンドブック 高齢者の病気と薬